カルト的人気のB級映画。知名度と制作費は少ないのに面白い!
B級映画好きなら一度は見たことがあるのがこの作品「REBELLION」です。
舞台は第三次世界大戦後の未来、過去の大戦からの教訓の元、人々は他者への攻撃性を排除する為、感情を持つことが禁止された世界。
主人公プレストンは「感情違反者」を摘発・処刑する専門捜査官「グラマトン・クラリック」として日々、感情抑制剤を服用していない者や、感情を揺り動かす芸術品などを取り締まる。
しかしある出来事から感情を揺り動かされる事の感動を知ってしまい…、という粗筋の一見ありきたりなディストピアを描いた物語です。
しかし全くありきたりではありません!
何が凄いかと言いますと、作中主人公達「グラマトン・クラリック」が使用する拳銃を使った拳法「ガン=カタ」です。
中国拳法とガンアクションを融合したこの映画オリジナルの拳法なのですが、この上なくカッコイイ!それまでの映画で行われていた銃撃戦の概念を覆します。
物陰に隠れてバンバン打ちまくるんじゃないんです。
颯爽と二丁拳銃を取り出し敵の眼前に飛び出します。
敵が一斉に銃を撃ちまくる中、蝶のように舞いあっという間に倒してしまうのです。
この「ガン=カタ」アクションに世界中のB級映画ファンは魅了されました。
一部では「マトリックスをも超えた」と言われているとかいないとか。クリスチャン・ベールが好き、物陰から撃ちまくってる銃撃戦にはもう飽きた、B級映画が大好きだ、どうして映画だと敵の弾丸は主人公に当たらないのか、など思っている方に是非見ていただきたいです。
主人公を演じるクリスチャン・ベールは当初、アクション映画への出演はほとんどありませんでしたが、この作品以降アクション映画からのオファーが増えたそうです。
俳優の新たな魅力をも引き出す作品、REBELLIONをどうぞご覧になってください。