私はもともと動物が大好きでしたが、こういったCG物の動物アニメ映画は、動物を簡略化して、ちょっと動物らしさから離れて、擬人化しすぎる傾向にあるので、あまり好きではありませんでした。
○ィズニーのように、動物が二本足で立ったりとかは、本当の動物の魅力的な可愛い所を、人間化してしまっていてちょっと気持ち悪いと思っていました。
ところが、この作品を見てみたら驚きました。犬なら犬の特徴や可愛らしさがとても良く表現されているのです。
主人公の犬は多分、ジャック・ラッセル・テリアだと思うのですが、私の実家でも飼っている為に、走り回る特徴や小刻みに揺らす尻尾などは、本当にリアルで感動しました。
落ち着きなく走り回るジャック・ラッセルですが、賢いので落ち着いて、突然考え込むシーンなんて本当「うん。うん。」と頷きたくなるような、しぐさでした。
それ以上に私は猫が大好きなのですが、ペットの出てきた猫は本当に猫らしさが、わんさか入っていて、とっても魅力的でどんな猫からも、目が離せなくなりました。
特に主人公と仲がいい、太った猫は会話しているシーンでも、コチョコチョパタパタ動いていて、その動き自体が本当に猫を飼った事のある人にしかわからないような、ドジで可愛らしいしぐさが満載なのです。
たとえば、ねずみの玩具をいじるシーンでも、時々爪にねずみがひっかかって取れなくて、イライラする。
それは本当に猫を飼っていれば、何度も目にする情景なんですが、その間抜けぶりがとても良く描かれて、本当に私は何度でもそのシーンだけ繰り返してみたいと思うほど、萌え萌えでした。
敵の猫たちも、要所要所で猫の癖を発揮して、思わず「そうそう、これやるよねぇ！」と人に同意を求めたくなりました。
犬や猫が大好きな人には、本当におすすめの映画です。