十二国記は未完の名作です

NHKのアニメ「十二国記」の原作は古代中国思想を基盤にした小野不由美さんの異世界ファンタジーです。2015年時点で未完のままです。

2002年にアニメ化され、何度も再放送されています。
自分も何度目かの再放送で、この独特の世界観にはまり、原作をすべて読みました。
2012年に短編小説が刊行されましたが、その後新作は出ていません。

十二国記は12の国がある異次元の世界の物語です。
アニメは陽子という中学生の女の子がヒロインです。
彼女がいきなり、慶という国の王だと告げられるのです。

一つの国に王がいて、王に仕える麒麟がいます。麒麟が王を選ぶのです。
陽子は麒麟に選ばれて王になるのですが、それからが大変なんです。
アニメでは他に戦国時代の武将が王になった延という国の話や小学生の男の子が麒麟になる泰という国の話が描かれています。

特に泰という国は王が選ばれてから反乱があり、アニメも小説も未完のままです。
アニメの製作側は小説が未完のため続きをアニメ化できないとコメントしています。
年の瀬になって原作の出版社から新作についての情報が発表されました。

2016年以内には長編の続編が刊行されるということです。
トレンドワードの上位にもなるくらいファンにとって待望の続編です。
ただ、どんな話なのか、未完の泰の話なのか、今までとはまったく違う国の話なのか、情報は何も発表になっていません。
ファンはただ、新作が出来るのを待つことしかできませんが、未来に希望が持てるような内容であってほしいと願っています。